「チャレンジ制度」に選手から苦言続出 桃田3分以上中断に「だったらない方がいい」

 「バドミントン・全日本総合選手権」(29日、駒沢体育館)

 各種目準々決勝が行われ、女子ダブルスで3大会ぶり6度目の優勝を狙う高橋礼華(29)、松友美佐紀(27)組=日本ユニシス=は星千智、松田蒼組(日本ユニシス)を2-0で下し4強入りした。準決勝で世界選手権2連覇の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)と対戦する。男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)、女子シングルスの奥原希望(太陽ホールディングス)、山口茜(再春館製薬)はそれぞれストレート勝ちで準決勝に進んだ。

 ビデオ判定による「チャレンジ制度」に対し、選手からの苦言が続出している。

 男子シングルスでは桃田の試合中に2度「チャレンジ」が行われた。同制度は一昨年から導入されているが、今回指摘したのは待ち時間。国際大会では1分程度というが、3分以上中断する場面もあり「だったらない方がいい」と話した。

 また同じく4強入りを決めた常山幹太(トナミ運輸)は、表示される落下箇所が実際とは違うことに触れ「直してほしいですよね、怪しいと思ってしまう」と率直に語った。

 女子ダブルスでは「IN」の映像の直後に「OUT」と表示され、会場が混乱する一幕があった。永原、松本組の松本は「使いたい場面でも躊躇(ちゅうちょ)してしまう」と試合の流れへの影響を懸念した。

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