強すぎる桃田賢斗、1ゲームも許さず全日本総合2連覇
「バドミントン・全日本総合選手権」(1日、駒沢体育館)
男子シングルス決勝は、世界王者で世界ランク1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が、西本拳太(25)=トナミ運輸=に21-14、21-12でストレート勝ちし、2年連続3度目の優勝を果たした。男子シングルスの連覇は08~13年大会に6連覇していた田児賢一以来。
桃田は今大会、初戦から5試合連続のストレート勝ちで、1ゲームも許さない圧倒的な強さを見せつけて制した。西本との決勝も危なげないプレーでリードを広げ、最後は鋭角なスマッシュをたたきつけて試合を決めた。
場内での優勝インタビューでは「最後いいところにスマッシュが決まってくれてうれしいです。(西本戦は)絶対負けないという気持ちが彼との試合では湧いてくる。(来年は五輪だが)特に先を見ずに、1戦1戦全力でプレーしたい」と話した。
来年4月末まで続く東京五輪代表争いでは依然トップを走っており、今年の締めくくりとしてワールドツアー・ファイナル(11~15日、中国・広州)に出場する。