谷岡倖志郎が優勝!悲願のアマチュア横綱 角界入りせず教員の道へ「選手育てたい」
「相撲・全日本選手権」(1日、両国国技館)
近大4年の谷岡倖志郎が初のアマチュア横綱に輝いた。筋骨隆々の肉体を躍動させ、V候補を次々と撃破。近大では三好正人以来、18年ぶりのビッグタイトルで大学最後を締めた。幕下付け出し資格を得たが、卒業後は角界入りはせず、教員として指導者を目指す。
谷岡が今年の学生横綱・中村泰輝(日体大1年)、昨年の学生横綱・菅野陽太(中大3年)と強豪を連倒して快進撃。「強い相手ばかり。先に攻める気持ちで挑んだ」と悲願のアマ横綱を奪取した。角界で躍進する近大OBの小結朝乃山(高砂)が刺激。「いい刺激を受けます」と先輩に続いた。角界入りはせず母校・近大付高の教員を目指す。「教員として全国大会で活躍する選手を育てたい」。現役は続け、大会連覇を来年の目標とした。