石川佳純、18歳以来の“黒髪”回帰「初心に帰ろうと」東京五輪へ勝負の2大会
卓球女子で世界ランク8位の石川佳純(26)=全農=が2日、東京五輪代表が懸かるラスト2大会に向けた出発前に羽田空港で取材に応じた。12年ロンドン、16年リオデジャネイロに続く3大会連続の五輪切符獲得へ「最後の2大会で自分のプレーを信じて、自信を持って攻め切りたい」と決意を示した。
来年1月発表の世界ランクで日本勢上位2人が五輪シングルス代表に決まるが、1枠は伊藤美誠(スターツ)で確定。もう1枠を平野美宇(日本生命)と争っており、石川は僅差で追っている状況だ。
事実上優勝しかポイントとして加算されないチャレンジプラス・ノースアメリカン・オープン(4~8日、カナダ)を経て、今季最後のワールドツアー・グランドファイナル(12~15日、中国)で決着する。1つでも平野以上の成績を残すことが必要となるが、石川は「いつも以上にプレッシャーがかかってくる。自分の持ち味を前面に出して攻めきりたい」と受けに回らずに勝ちにいく姿勢を示した。
出発前日には、近年明るくしていたヘアカラーを黒く染め直したという。「初心に帰ろうと思って。(黒髪は)18歳以来です」と“原点回帰”で大勝負に臨む。