川内優輝 東京五輪マラソンへの複雑な心境明かす「札幌ならMGC出たかも」
「公務員ランナー」として名を上げ、今春からプロに転向した川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=は2日、2020年東京五輪のマラソンが札幌移転となったことに関して「最初から札幌と言われていたら(9月に実施された五輪代表選考会の)『グランドチャンピオンシップ(MGC)』に出ていたかもしれないので複雑」と心境を明かした。札幌市内での講演後、記者団の取材に応じた。
川内はMGCへの参加資格を獲得したが、酷暑が予想された東京での五輪には消極的で、今秋に中東のドーハで行われた世界選手権に照準を合わせ、出場しなかった。川内は「決まったことはしょうがないので五輪と関係なく、記録更新という目標に向かって引き続き頑張る」とした。