八村、自己最高30得点 9リバウンド&3アシストで憧れの選手に実力見せる
「NBA、クリッパーズ150-125ウィザーズ」(1日、ロサンゼルス)
ウィザーズの八村塁(21)は敵地ロサンゼルスでのクリッパーズ戦に先発出場し、約38分のプレーで自己最高の30得点をマークした。9リバウンド、3アシストも挙げた。チームは125-150で敗れ、2連敗で6勝12敗となった。グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ渡辺雄太は敵地ミネアポリスでのティンバーウルブズ戦で11月9日以来のベンチ入りを果たしたが、出番はなかった。チームは115-107で勝った。
学生時代から憧れだったクリッパーズのエース、レナードに実力を見せつけた。八村は序盤から自己最多の30得点を積み上げた。
大柄な選手にも負けないパワーと機動力を併せ持つスタイルに共通点を見いだし「カワイ(レナード)の試合はよく見ている」と話す。そのレナードと相対する場面が多い中、試合開始早々にドリブルからジャンプシュートを決めた。第3クオーター中盤にはゴール下へ攻め込む途中にレナードの前でいったんパスを出すと見せ掛けてレイアップシュート。気後れすることなく持ち味を発揮した。
9リバウンドもマークし、自己最長の約38分プレー。試合後は「いい経験ができた。彼を相手にして、どれだけできるか分かって良かった」と表情を緩めた。「負けを忘れたり怒ったりだけじゃなく、次につなげなきゃいけない」と八村。レナードも「八村はいい選手だ。基礎ができていて、全てがそろっている。今日のプレーは気に入った」と奮闘ぶりを評価した。