八村、初センターで15得点…3戦連続2桁得点 惜敗も「チーム全体で頑張れた」
「NBA、ウィザーズ120-127マジック」(3日、ワシントン)
ウィザーズの八村塁(21)は本拠地ワシントンでのマジック戦に開幕から19試合連続で先発し、38分30秒のプレーで15得点、6リバウンド、4アシストだった。チームは120-127で3連敗を喫し、6勝13敗。八村は味方の故障でセンターのポジションに入った。前半はダンクなどの力強いプレーで11点を挙げたが、後半は4得点に終わった。
期待のドラフト1巡目新人とはいえ、複数ポジションをこなすのは容易ではない。ブルックス監督は右足を負傷したブライアントに代わり、今季初めて八村をセンターで起用した。1日に続き38分超プレーした八村は、不慣れな役割でも3試合連続の2桁得点としたが、チームは3連敗。「アグレッシブにいったけど惜しい試合になった」と悔やんだ。
1試合平均でチーム最多のリバウンド数を記録していた主軸の不在を、コートの5人で補う狙いだった。前半で四つ奪った八村も含め、先発全員が5リバウンド以上をマーク。八村は「チーム全体で頑張れた」と一定の手応えをにじませた。
ブライアントは少なくとも3週間は、離脱の見通し。出場時間とともに負担も増しそうだ。5日はリーグ屈指の大型センター、エンビードを擁するセブンティシクサーズと対戦。「大きい選手に負けないでしっかりやりたい」と気後れせず、全てを糧として成長を続ける気概を示した。