紀平梨花 4回転サルコー3本着氷で自信「なんとかして入れたい」

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(5日、トリノ)

 公式練習が行われ、昨年女王の紀平梨花(17)=関大KFSC=が調整した。4回転サルコーを3本着氷するなど好調だった。3年ぶり5度目の優勝を目指す羽生結弦(24)=ANA=は、コーチの来場がアクシデントのため遅れているが、本番リンクで入念に氷と体の状態を確かめた。女子SPは6日(日本時間7日早朝)に、男子SPは5日(同6日早朝)に行われる。

 異次元の戦いが繰り広げられる予感だ。対するロシア勢が次々と4回転を着氷する中、紀平も負けじと4回転サルコーを3本着氷。「本当にもう、みんながたくさん(4回転を)跳びすぎて笑えてくる」と苦笑いを浮かべつつも「いいジャンプが跳べて自信になった。周りのみんながすごいので、私も4回転をなんとかして入れたい」とファイティングポーズをとった。

 もちろん得点源のトリプルアクセル(3回転半)は安定感抜群。SPでは、これまで2本目だったフリップ-トーループの連続3回転を、基礎点が1・1倍となる演技後半3本目のジャンプとして組み込み、得点アップを目指す予定と言う。試合で入れれば初となる4回転と、3本目の連続技。「初めてのことなので集中してやりたい」と意気込んだ。

 昨季はトリプルアクセルを武器に世界を驚かせ、この大会では頂点に立った。常に目指したのは「ノーミス」の演技。しかし「今年の方がピンチ」と紀平自身が言うように、100パーセントの演技を見せても、優勝できる保証が今はない。それでも「みんながどんどん成長している。ついていかないと」。戦うしか道はない。

 新たな技に挑みながら、高い完成度の演技を求める。二兎(にと)を追うことをしなければ、ロシア勢には対抗できない。「ミスしたら終わり。大変だけど、ノーミスを狙っていきたい」。女子に吹き荒れるジャンプ高難度化の風に乗れるか。危機感を胸に、勝負に挑む。

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