テコンドー 退任の金原昇会長、出直しの誓い「お茶くみからやらせていただきたい」
強化方針を巡ってトップ選手と対立が続いている全日本テコンドー協会の新会長に、日本卓球協会の木村興治名誉副会長が就任することが決定的になった。6日、発足した「新生テコンドーを応援する会」の設立総会で検証委の境田正樹委員長が「お願いしたいと考えてます」と明かし、木村氏も受諾の意向を示した。
騒動の責任をとり、退任することが決まっている金原昇会長も同会であいさつに立ち、体制交代が決まったことに「私の胸には感謝しかない」と頭を下げた。その上で「これからは一会員となり、すべてに関してお茶くみからやらせていただく所存です」と、出直すことを誓った。
一連の問題で、金原昇会長を含む全理事の退任が既に決まっている。10人ほどの新理事は全員が外部から招かれ、柔道女子で1992年バルセロナ五輪銀メダリストの田辺陽子氏らが推薦されることが明らかになっている。