ネーサン・チェンの黄色衣装に世界が困惑 露メディア「奇妙」ネットは例え合戦に
「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、トリノ)
世界最高得点をマークし、圧倒的な力で3連覇を達成したネーサン・チェン(20)=米国=がフリーで着用した衣装が、世界に困惑を呼んでいる。各選手がきらびやかで、凝った衣装に身を包む中、鮮やかすぎる黄色に白のまだらが入ったTシャツ風の衣装で登場。インターネット上では「練習着ではないのか」と動揺が走ったが、チェンは異次元の演技を見せた。
フリーは英シンガー・ソングライター、エルトン・ジョンの半生を描いた映画「ロケットマン」。エルトンの曲「黄色いレンガ道」をイメージしているという指摘もあるが、ロシアメディアの「SPORTS24」は「ネーサン・チェンは衣装を変更していたが、これは良くなかった。白い斑点のあるアシッドイエローは、世界王者にとって奇妙な選択だった」と辛口だった。
日本で人気のあるチェンだが、インターネット上も困惑の声であふれた。多かったのは「競馬の騎手?」という声。「中央競馬の馬主資格のない地方競馬馬主の馬が中央に出る時にしていされる5枠の勝負服」と、具体的な指摘もあった。野球に通じているファンは「ウル虎の夏」、「鷹の祭典」など応援球団の限定ユニホームに例える声も。また「卵焼き」、「黄色いTシャツが漂白剤で・・・」など、たとえ合戦が巻き起こっていた。
ただ、チェンはこれまでも独創的な衣装で話題を呼んできており、「顔も頭も声もいい。衣装ぐらいは」と、それもまた魅力の一つとして捉えられているようでもあった。