ロシア3人娘が表彰台を独占 コストルナヤ圧巻の美しさで世界最高V

 「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、トリノ)

 女子ショートプログラム(SP)6位の紀平梨花(17)=関大KFSC=はフリー4位の145・76点、合計216・47点で4位だった。SP首位のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)がフリー162・14点、合計247・59点で初優勝。合計の世界最高得点241・02点を大幅に更新した。また、シニア1年目のロシア勢(コストルナヤ、シェルバコワ、トルソワ)が表彰台を独占。1カ国での独占は女子初の快挙となった。

 ロシア3人娘が表彰台であどけない笑みを浮かべた。トリプルアクセルと圧倒的な「美」しさで優勝したコストルナヤ、ルッツとフリップ2種類の4回転に挑み2位に入った「姫」ことシェルバコワ、4種類5本の4回転に果敢にトライし3位まで巻き返した「先輩」ことトルソワ。1カ国での表彰台独占は女子初。個性の光る3人がメダルを掲げた。

 優勝は4回転を操る2人ではなく、フリーで2本のトリプルアクセルを決めたコストルナヤ。圧巻はその美しさで、表現力を表す演技構成点は出場6選手中唯一の70点超えとなる73・27点だった。「記録(合計世界最高点)を超えたいという思いがあった。クリーンに滑れてうれしい」と端麗な顔だちでほほ笑んだ。

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