小林陵侑3位で今季初表彰台 2回目に失速、優勝スルリ…
「ノルディックスキー・W杯・ジャンプ男子」(8日、ニジニタギル)
個人総合2連覇を狙う小林陵侑(23)=土屋ホーム=が252・3点で3位となり、今季初めて表彰台に立った。1回目は133・5メートルでトップだったが、2回目は113メートルで逆転を許した。シュテファン・クラフト(オーストリア)が通算17勝目。第3戦を制した佐藤幸椰(雪印メグミルク)は11位、小林潤志郎(雪印メグミルク)は29位だった。伊東大貴(雪印メグミルク)は31位、葛西紀明(土屋ホーム)は45位、中村直幹(東海大札幌ク)は49位。
2回目の失速に、小林陵は今季初の表彰台にも「優勝もいけるかと思っていたが(風などの条件が)荒れた」と悔しさをにじませた。ヒルサイズに迫った1回目で2位以下に飛距離換算で5メートルもの大差をつけた。しかし、2回目はそれまで吹いていた有利な向かい風がぱたりとやみ、K点(120メートル)の7メートルも手前に落ちた。「何が悪いと言えば風が悪い。誰のせいでもない。そういう競技なんで」と受け止めた。