平野美宇、第2ゲームも逆転で落とす 勝てば五輪シングルス代表の試合
「卓球・ワールドツアー・グランドファイナル」(12日、鄭州)
女子シングルス1回戦が行われ、平野美宇(19)=日本生命=と王芸迪(中国)と対戦。第1ゲームを落とした平野は、第2ゲームも落とした。
平野の試合に先立って、石川佳純(26)=全農=が今年の世界選手権・W杯と2大会のシングルスで優勝している劉詩ブン(中国)と対戦し0-4でストレート負けした。この結果により、平野にとっては自力で東京五輪シングルス代表を確実にする状況が復活した。しかし、敗れれば石川のシングルス代表が確実になる。
第1ゲームは序盤から相手に得点を重ねられた。ゲームポイントを握られた後、平野も持ち直したが、逆転はならなかった。
第2ゲームは平野がいきなり5連続でポイントでリードしたが、中盤で追いつかれる。そのまま振り切られて7-11で落とした。
東京五輪女子シングルスは来年1月発表の世界ランキングで、日本選手上位2人が内定する。ポイント差から世界ランク4位の伊藤美誠(19)=スターツ=が代表入りを確実にしており、残り1枠をこの大会の成績で世界ランク10位の石川と同11位の平野が競う。