関学大・奥野“大人のQB”見せる「攻撃をドライブして勝たせる」
「アメフト・甲子園ボウル、関学大-早大」(15日、甲子園球場)
15日に行われるアメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝、第74回甲子園ボウルで2年連続30度目の優勝を狙う関学大が12日、会場の甲子園球場で早大との大一番に向けて、調整した。攻撃の柱、QB奥野耕世(3年)は「第1シリーズで先制点を取って、勢いをつけて勝ちたい」と意気込みを話した。
昨年は2年生ながら大会最優秀選手と年間最優秀選手(ミルズ杯)の個人2冠を獲得。3年生になった今年は「苦しい状況、劣勢でも焦らず“無理投げ”せずにプレーすること」を課題にしてきた。
それは昨年の甲子園ボウル出場をかけた立命大戦で3インターセプトを喫した反省から。慎重になりすぎる面もあるが、高いラン能力を生かしながら着実にパスを通す“大人のQB”へ変ぼうした姿を披露するのが、甲子園の大舞台だ。
「去年はたまたま良くてもらった賞。今年は攻撃をドライブしてチームを勝たせる」。今季限りで勇退する鳥内秀晃監督(61)の花道を飾るためにも、負けられない。