箱根駅伝 東洋大壮行会 エース相沢 花の2区で日本人最高記録を狙う
第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(来年1月2、3日)に出場する東洋大が13日、東京都文京区の白山キャンパスで壮行会を開催した。
注目は前回4区で区間新記録をマークし、往路優勝の立役者となった学生長距離界のエースで主将の相沢晃(4年)。本大会に向けて「前回は4区だったが、多くの方々から2区を期待されている。2区を走るのであれば、日本人最高記録はもちろん、モグスさんの記録に向けて1秒でも削り出して近づけたらいい。4区でも、どの区間でも区間新を狙っている。どの区間を任されても絶対に負けない気持ちで臨みたい。希望区間?2区を走れればいい」と、“花の2区”での日本人最高記録更新を誓った。
各校のエースが集結する2区(23・1キロ)の区間記録は2009年にメクボ・モグス(山梨学院大)がマークした1時間6分4秒で、日本人最高記録は19年に塩尻和也(順大、現富士通)が出した1時間6分45秒。
6大会ぶりの総合優勝に挑む東洋大はここ2大会連続で往路を制しながら、前々回は総合2位で、前回は総合3位。酒井俊幸監督は「目標は往路3連覇、総合優勝の奪還。11年連続で3位以内を達成しているが、近年はもう一歩届かず、悔しい思いが続いている」と意気込みを語った。抜群の安定感を誇る強豪が、5回目の箱根制覇を狙う。