小平奈緒 通過点のW杯30勝!心のスイッチON「気持ちのこもったレースできた」

 「スピードスケート・W杯」(13日、長野市エムウエーブ)

 開幕し、女子500メートルで小平奈緒(33)=相沢病院=が37秒49で優勝した。今季2勝目で、1000メートルを含めW杯通算30勝に到達した。郷亜里砂(イヨテツク)が37秒94で6位、辻麻希(開西病院)が7位。格下のBクラスでは高木美帆(25)=日体大助手=が37秒84で1位だった。男子500メートルは村上右磨(高堂建設)が34秒58でW杯初勝利を挙げ、日本記録保持者の新浜立也(高崎健康福祉大職)が34秒67で2位だった。

 今後への手応えを感じる勝利だ。最終組の小平はスタートでしっかり飛び出して加速。ラストの直線では、第3戦の500メートルで優勝したゴリコワ(ロシア)と激しく競り合い、0秒02差で先着した。今季W杯2勝目を飾ると、祝福する故郷のファンに何度も手を振った。

 「今日は前半3戦の課題だったスタートがまとまったし、すごくいいレースをすることができた。私のありのままの姿を皆さんにお見せすることができたのかなぁと思います」

 今季は第1戦でW杯500メートルでの連勝が23で止まった。第3戦も3位。3戦で1勝と、らしくない結果が続いていた。「エネルギッシュな雰囲気の中、久しぶりに気持ちのこもったレースをすることができました」。心のスイッチが入った。この日の勝利は通過点。さらなる上昇へのきっかけになったはずだ。

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