バド遠藤&渡辺組、世界1位撃破 格上対戦5連勝 いざ頂点へ挑戦

 「バドミントン・ワールドツアー・ファイナル」(14日、広州)

 各種目の準決勝が行われ、シングルスの男子は世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)が同19位の王子維(台湾)を2-0で下し、4年ぶり優勝に王手をかけた。女子は奥原希望(太陽ホールディングス)が戴資穎(台湾)に、山口茜(再春館製薬所)が陳雨菲(中国)にともに0-2で敗れた。ダブルスの男子は遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス)がインドネシアのペアを2-1で破って昨年に続いて決勝進出。混合の渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)が中国ペアに1-2で競り負けた。

 世界6位の遠藤、渡辺組は同1位のギデオン、スカムルヨ組を1次リーグに続いて撃破し、昨年逃した初優勝への挑戦権を得た。格上ペアとの直接対決は5連勝となったが、遠藤は「胸を借りようという気持ち。また戦える楽しみをコートの上で表せた」と充実感に浸った。渡辺は「完成度が上がっていると自信を持ってプレーできている」と胸を張った。

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