国士舘大・鼡田、箱根でリベンジ!ノーモア繰り上げスタート「たすきを最後まで」
来年1月2、3日の第96回東京箱根間往復大学駅伝に4年連続で出場する国士舘大が14日、都内で壮行会を行った。2年連続で山上りの5区を担当した主将の鼡田(ねずみだ)章宏(4年)は「たすきを最後までつなぎたい」と強く語った。
ここ3回の箱根駅伝全てで繰り上げスタートを経験。18位だった前回は9区で届かず「1分以内でつなげなかった。見ていてすごい泣きましたし、なかなか悲しかった」と悔しさをにじませる。目標は総合15位。「高すぎる目標は『口だけ』となる。16位や17位だとシードが狙えないし、たすきもつなげない」と理由を話した。
5区にも「リベンジをしたい」と闘志を燃やす。前回はラスト2キロで失速して区間12位だったが、今年から導入した夏の高地合宿でスタミナを強化し、対策は万全だ。2区はエースのライモイ・ヴィンセント(2年)が濃厚。前半勝負で思いをつなぐ。
来年の干支(えと)は名字と同じ子(ねずみ)。「運命的」とはにかんだ。縁起も武器に鼡田が山を駆け上がる。