八村と渡辺、69秒の歴史的NBA日本人対決! 試合後は感動のユニホーム交換

 試合を終えユニホームを交換するウィザーズの八村(左)とグリズリーズの渡辺=メンフィス(共同)
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 「NBA、グリズリーズ128-111ウィザーズ」(14日、メンフィス)

 ウィザーズの八村塁(21)は開幕から24試合連続スタメン出場。28分40秒プレーして8戦連続2桁ポイントとなる10得点、4リバウンドだった。グリズリーズの渡辺雄太(25)は途中出場で7分7秒プレーし、無得点、3リバウンドだった。第2クォーター途中には2人が同時出場し、NBA史上初の日本人対決を実現させた。試合はウィザーズが敗れて4連敗を喫した。

 第2Q残り7分42秒。約2分半前から途中出場していた渡辺のいるフロアに八村が立った。NBA史上初めて実現した夢の日本人対決。ウィザーズの実況、カッチャー氏は「ワタナベとハチムラが同じフロアに立っています!日本のファンは熱狂していることでしょう」と、興奮気味にまくし立てた。

 ポジションの違いから直接のマッチアップは実現しなかったが、同残り6分45秒にはウィザーズが仕掛けたスクリーンプレーでディフェンスをスイッチした渡辺が八村をマーク。右からのミドルシュートに対し、懸命に手を伸ばしてチェックし、エアボールにさせる場面もあった。

 渡辺は残り6分33秒でベンチに下がったため、2人の競演はわずか69秒だったが、日本スポーツ史に残る出来事となった。

 試合後は互いの健闘をたたえ合い、笑顔でユニホームを交換。再び、感動のシーンが繰り広げられた。

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