プロ転向のサニブラウンが一時帰国「プロになるのは通過点」 拠点は大学のまま
陸上男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が15日、拠点の米国から成田空港に一時帰国した。
11月に自身のSNSでプロ転向を表明。「ご報告も兼ねて(帰国した)。遅かれ早かれプロになるとは決めていた。今年の全米学生終わったぐらいから考えていて、世界選手権(の結果)で“このままじゃ駄目なのかな”と。ハードな大学の大会に出られなくなるのは、うれしい反面寂しさもあるけど、プロになるのは通過点。もっと競技力を上げていきたい」と、意気込んだ。練習拠点はそのまま大学に置き、ホロウェイコーチに師事する。
いよいよ来年に迫った東京五輪イヤーを「悔いのない年にしたい」と見据えた。既に“人類最速の男”ウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)と同じプーマとスポンサー契約も結んだ。この日も同社のウエアとスニーカーを着用。「同じブランドを着ることができて光栄。道をたどるわけじゃないけど、同じ頂点を目指す者として頑張っていければ」と、レジェンドの背中を追い、地上最速を目指す。