内村航平が豪州合宿へ出発 東京五輪へ原点回帰「純粋に体操を極めたい」
体操男子のロンドン、リオデジャネイロ五輪個人総合2連覇王者の内村航平(30)=リンガーハット=が15日、豪州合宿へ出発した。
今季は両肩痛の影響もあり、4月の全日本選手権でまさかの予選落ち。世界選手権代表入りも逃す悔しいシーズンとなった。集大成と位置付ける来年の東京五輪に向け、正念場を迎えている30歳。「今は昔のように純粋に体操を極めたいという一心になっている。その先に結果があると思う。体操に対する情熱を捨てないでやっていけば、間違いなく道は開ける。東京五輪は叶えられる夢だと思っている」と前を向いた。
両肩についても「痛みはあるといえばあるけど、そこまで悪くない。全日本の時よりも状態はよくなっている」と良化傾向。温暖な豪州の地で「環境を変えてどれだけ状態や自分の演技をを上げていけるか。演技の質を高めていきたい」と、4月からの選考を勝ち抜くための態勢を整える。