バドミントンのワールドツアー・ファイナルで男子シングルス４年ぶり２度目の優勝を飾った世界ランク１位の桃田賢斗（２５）＝ＮＴＴ東日本＝が１６日、成田空港に帰国した。今年最後の国際大会もＶで締めくくり、これで年間ツアー１１勝を達成。これは１０年シーズンのリー・チョンウェイ（マレーシア）を抜いて歴代単独最多記録。今季の勝率は９割を超え、東京五輪を前に“絶対王者”としての地位を確立した。

　「ハードな日程の中、トップ８の選手たちを相手にしっかりと勝ち抜けたのは自信になる。年間１１勝は過去最多ということですけど、これに満足せず、もっともっと精進していきたい」と、誓った。今大会で東京五輪代表は当確ランプを灯した。来年は東京五輪イヤーだが「先は見ずに、自分のできることを精一杯やっていきたい」と、足元を見つめた。