サニブラウン「個人両種目でメダルを取るために練習」陸連の100&200制限案に意見

 日本陸連は16日、都内で理事会を開催し、2020年東京五輪の400メートルリレー代表選手選考基準について個人種目を1種目に制限する方針を示した。これに対して、選手は個人種目に対する強い思いを語った。

 今年の日本選手権100、200メートル2冠のサニブラウン・ハキーム(20)=フロリダ大=は「ぶっちゃけで言うと、個人があってのリレーなので。まずは個人でしっかり出てからのリレー」と思いを吐露。「あくまで自分は、個人両種目でメダルを取るために日々練習している」とし、「100、200やらせてもらった方が、リレーに対するモチベーションも、大会へ向けて上がっていくと思う。個人種目を頑張った上で、リレーも手を抜かずに頑張るというスタンスでやりたい」と語った。

 同じく両種目に取り組んでいる小池祐貴(24)は「リレーに注力したいなら、考えられる対策なのかなとは思う」と方針には理解を示した一方で「人によるんじゃないか。できる選手もいる。一括でルールを決めるより、個々で相談して決める方がいいと、正直、僕は思う」と話した。また桐生祥秀(24)=日本生命=は「自分のやることは変わらないと思う」と語った。

 日本陸連は「100メートルまたは200メートルの代表選手については、4×100メートルリレーへの出走が想定されることから、競技日程による身体的負担を考慮し、個人種目の代表選手としての選考は、原則として1種目のみとする」という文言を記した選考要項案を提出。今後、アスリート委員会などとの意見交換を含めて継続的に審議を進め、3月をめどに決める予定という。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス