小林陵侑が今季初優勝「うれしかった」 2連覇へ向け復調

 「ノルディックスキー・W杯・ジャンプ男子」(15日、クリンゲンタール)

 小林陵侑(23)=土屋ホーム=が136・5メートル、134メートルの277・0点で今季初優勝し、2連覇を狙う個人総合でトップに浮上した。W杯通算14勝目。佐藤幸椰(雪印メグミルク)は6位、中村直幹(東海大札幌ク)は16位、伊東大貴(雪印メグミルク)は21位。葛西紀明(土屋ホーム)は33位、小林潤志郎(雪印メグミルク)は36位だった。

 強い小林陵が戻ってきた。今季5戦目でようやく勝利をつかみ「うれしかった。久しぶりに」と満面の笑みでチームメートとがっちり握手。総合2連覇に挑む年末年始恒例のジャンプ週間へ、歯車がかみ合い始めた。

 わずかな動作の修正が復調のポイントだった。踏み切りから空中姿勢へと移る際、前方に体を早く倒し過ぎてしまうことが開幕からの課題だった。この日は突っ込み過ぎず、高い軌道を描くことを意識し、好飛躍を2回そろえた。「もちろんジャンプ週間のタイトルは勝ち取りたい。自分のパフォーマンスを出せば、それにつながっていく」と力強く言った。

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