富士通が4連覇…後半貫禄の逆転劇 ライスボウルで関学大と決戦へ
「アメリカンフットボール・日本社会人選手権・ジャパンエックスボウル・決勝、富士通28-26パナソニック」(16日、東京ドーム)
富士通がパナソニックに28-26で競り勝ち、4年連続5度目の優勝を果たした。2010~13年のオービック以来、史上2チーム目の4連覇。富士通は6点を追う第3クオーター終了間際にRBグラントの75ヤードのTDランなどで逆転し、相手の反撃をしのいだ。最優秀選手にはグラントが選ばれた。富士通は来年1月3日の日本選手権「ライスボウル」に出場し、全日本大学選手権決勝「甲子園ボウル」で2年連続30度目の優勝を果たした関学大と対戦する。
王者の勝負強さが光った。富士通は後半に入ってリードを許したが、今季加入した米国出身のRBグラントが第3クオーター終盤に75ヤードの独走でTD。その後のキックも決まって逆転した。前半は徹底マークを受けて持ち前の走りを封じられていた。驚異的なフィジカルをここぞの場面で発揮してチームを救い「前半あまり良くなかったけど、みんながいたから盛り返せた」と喜んだ。