駒大1年生エース・田沢廉 箱根駅伝で総合優勝狙う「区間賞でチームに貢献」
来年1月2、3日の第96回東京箱根間往復大学駅伝で、12年ぶりの総合優勝を目指す駒大が17日、都内で取材対応を行った。11月の全日本駅伝で青学大のエースを抑えて区間賞を獲得し、2区起用の可能性もある1年生エースの田沢廉は「区間賞でチームに貢献したい」と意気込んだ。
過去6度の総合優勝を誇るが、18年に12位でシード落ち。19年は4位と勢いを取り戻しつつあるチームにとって、田沢は期待の新星だ。大八木弘明監督(61)は「(起用は)2、3、4区と考えている」とエース区間での大抜てきも示唆。田沢は「2区を走りたい欲はある」としつつも、2年連続2区を走った山下一貴(4年)もおり「4区なら悪い順位でも詰められるし、3区の速いペースでも後半粘れる」と何区でも尽力する構えだ。
田沢の憧れは東京五輪男子マラソン代表で駒大出身の中村匠吾(富士通)。将来は「マラソンで匠吾さんみたいにオリンピックに出たい」と目を輝かせる。大きな夢のためにも、まずは箱根で名を上げる。