宇野昌磨「言っちゃった」正式にランビエル氏門下に
「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日開幕、代々木第一体育館)
公式練習が18日に行われ、男子は18年平昌五輪銀メダルで今大会4連覇がかかる宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=らが調整した。宇野はフリップ、トーループ、サルコー、ループの4種類の4回転ジャンプに挑み、すべてのジャンプで着氷。試合ではトーループとフリップの2種類を投入すると言い、「今季の中でやっと通常に戻れた」と笑顔を見せた。
また、この日は今後のコーチ体制についても明かした。今季は幼少期から師事してきた山田満知子、樋口美穂子両コーチから離れ、異例のメインコーチ不在になっていた。しかし、GPファイナル進出を逃すなど思うような結果が残せていなかった。宇野はこの日、「今シーズンはゴタゴタした状態でシーズンが始まり、気付けば地に足がついていた」とし、「だいたい決まってきた、たぶんステファンのところで」と言及。GPシリーズ2戦目のロシア杯から暫定的に指導を受けてきた06年トリノ五輪銀メダルのステファン・ランビエル氏(34)=スイス=に、正式に師事する意向を示した。
今大会前はスイスで合宿を行い、この日の練習にランビエル氏は帯同。正式発表を待たずポロリともらしたため「言っちゃった」と苦笑いした宇野だが、体制が決まった安心感からか終始リラックスした表情だった。