羽生結弦 高橋との会話は「緊張して全然覚えてないんですよね」【一問一答】

 開会式中、笑顔を見せる高橋大輔(左)と羽生結弦(撮影・中田匡峻)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日開幕、代々木第一体育館)

 開会式が18日に行われた。4年ぶりの出場となる五輪2連覇王者の羽生結弦(25)=ANA=はこの日、練習拠点のカナダ・トロントから帰国、公式練習は欠席したものの、開会式から出席した。男子は20日にショートプログラム(SP)を迎える。

 羽生の主な一問一答は以下。

 -4年ぶりの全日本。開会式に出てお気持ちは。

 「いやぁ、まあなんか、全日本だなって感じがすごいしてます。それはそれですごく楽しいなって気持ちももちろんあったんですけど、またより一層緊張感が強くなったりしてます」

 -開会式ではどんなお話を。

 「なんか、ちょっと、本当は開会式来るまですごい緊張してて、居場所なかったらどうしようとか思ってたんですけど。本当にみんなまた、懐かしい面々も居ましたし、なんかちょっと、言葉を交わせて良かったなと言うか、すごく楽しかったです」

 -GPファイナル後の練習は。

 「まあ…正直大変でした。練習どころではなかったと言っても過言ではないくらい、ちょっと大変だったんですけど、でもまあとにかくここに来るまでに大きなけがなく健康な状態でここまで来られたのがまずは一番大切なところだったと思いますし、現地に入ってからまた一日あって試合なので、その1日をうまく使って、本番までの時間はまだ十分あると思うので、うまく自分がいい演技できるように持って行けたらいいなと思います」

 -ファイナルなどとは違った意味で特別な舞台だと思うが、どんな試合にしたいか。

 「とりあえずは、大きなけがなくこなすというのが一番だと自分の中では位置づけでいます。あのー、もちろん世界選手権とか四大陸の選考会もあるので、あのー…いい演技をしたい気持ちも強くありますけど、まずは体調をしっかり大事にして、その上で最大限の実力を発揮できるように、ここでいい演技が出来るように、いろいろ頑張ります」

 -フリーのジャンプ構成は。

 「今のところは普通通りかなと思ってます。ルッツ抜いて、ループ、サルコー、トーループ2本、アクセル2本の構成だと思っています」

 -疲れてそれどころじゃなかったというのは。

 「えっとー…疲れているのももちろんあるんですけど、でも、なんて言うんですかね。回復させ方とかもいろいろ勉強になりましたし、そういう意味では久しぶりに3連戦と言うこともあって、いろいろ考えさせられながら練習をしたり、日々を過ごしたりしたかなと思います。練習に行けなかったことはないです」

 -コーチは。

 「ジスランとブライアンが来てくれています、はい」

 -高橋さんとはどんなお話をされたのか。

 「なんかもう緊張して全然覚えてないんですよね~。なんか本当に恐れ多くて。でもなんか、本当に、久しぶりだね~って話しと、あとはなんかやっぱ、なんだろう、スケーターとしてのオーラがあったなって思っています」

 -どんなテーマで。

 「とにかく大きなケガをしたくないというのが一番ですね。あのー、疲れていることは間違いないですし、でもそれを言い訳にしないような演技をしたいとは思っていますし、あのー…ここだけのために合わせてきた選手もたくさん居ますし、そういう選手たちにすごく、何だろう。敬意を持って、その方々に失礼にならないような全力の演技でぶつかっていきたいと思います」

 -楽しみにしていることは。

 「さっき開会式で十分、懐かしい面々としゃべって、本当に、くだらない話ばっかりしていたので、それがまず楽しかったです。あとはもう、ここからは試合なので。みんな敵だと思っているので、しっかりぶつかっていきます」

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