羽生結弦 1カ月で3試合目の強行軍「正直大変」曲掛け疲労滲むも、さすがの修正力

練習する羽生結弦=代々木第一体育館(撮影・中田匡峻)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日、代々木第一体育館)

 20日にショートプログラム(SP)が行われる男子は前日練習を行い、4年ぶりの出場となる五輪2連覇王者の羽生結弦(25)=ANA=は、帰国後の初練習に臨んだ。

 明らかにいつもの羽生ではなかった。入念に氷の感触を確かめ、あいさつ代わりの4回転トーループを決めた後は各ジャンプの踏み切りを確認。ただ、その直後のフリー「Origin」の曲掛け練習では、冒頭の4回転ループがステップアウトになったのを皮切りに、続く4回転サルコーが1回転になるなど、回転が抜ける場面が続発。思うようにならない体を必死に動かしながら、修正点を探し続けた。

 11月下旬のNHK杯から中1週で、ネーサン・チェンとの死闘となったGPファイナルを戦い、再び中1週で迎える全日本の舞台。1カ月で3試合の強行軍に、前日の取材対応で「まあ…正直大変でした。練習どころではなかったと言っても過言ではないくらい、ちょっと大変だったんですけど」と話していたように疲労は垣間見える。それでも練習中盤からは集中のスイッチを切り替え、4回転ループ、4回転サルコーの2つのジャンプの流れを立て続けに成功。4回転トーループ-3回転トーループの連続ジャンプなど後半に組み込むジャンプも成功率をグッと上げ、さすがの修正力をみせつけた。

 男子SPは20日、同フリーは22日に行われる。

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