瀬古リーダー「素晴らしいコースになった」東京五輪マラソンコース決定で、関係者に感謝

 日本陸連の強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦氏が19日、札幌で開催される東京オリンピックのマラソンコースが決定したことを受けて、談話を発表した。

 早い段階から選手のためにコースの確定を求めていた瀬古氏は「コースが決まったことで、出場する選手たちも今後の具体的な対策も含めた準備を進めることができます。関係する全ての方々と一体となり、最高の結果を目指していきたいと思います」と視線を前へ向けた。

 今大会のマラソンは約20キロのコースを走った後に、後半は約10キロを2周するという変則周回コースになった。この点について「沿道で応援してくださる観客の方にとっては選手たちに直接声援を送る機会が増えますし、選手たちにとっても絶えず大きな声援を受けながら走ることができることは間違いなく励みになります。素晴らしいコースになったのではと思います」とした。

 その上で「今回、マラソンと競歩の会場が東京から札幌に変更となり、これまで準備を続けてきた東京の関係者の皆さん、そして急な決定と検討の時間が限られた状況にも関わらず変更を受け入れ、準備に向けてご尽力いただいた北海道、札幌の皆さん全員に、心から感謝しています。今後ともよろしくお願いします!」と感謝の思いを表した。

 東京五輪のマラソンは、発着点は大通公園。前半については市中心部の20キロのコースを1周する。残りは札幌市中心部の約10キロのコースを2周するルートで実施すると発表した。女子が2020年8月8日午前7時、男子が同月9日午前7時にスタートする。

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