14歳・吉田陽菜「憧れの舞台」でトリプルアクセル挑戦も転倒「降りたかったです」
「フィギュアスケート・全日本選手権」(19日、代々木第一体育館)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、ジュニア1年目で全日本ジュニア選手権3位の吉田陽菜(はな、14)=名東FSC=は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に挑戦したが、転倒した。50・96点だった。
かわいらしい黄色の衣装で「ラ・ラ・ランド」を演じた。初出場の大舞台に「最初は緊張した」と言うが「踊り出してからは緊張しなかった」とにっこり。トリプルアクセルは転倒に終わり「降りたかったです」と本音もこぼれたが「挑戦を目標に頑張ったので、挑戦できたのは良かった」と前向きに振り返った。
フリー冒頭でトリプルアクセルを決めた11月の全日本ジュニア選手権後は、ジャンプの調子が落ち苦戦した。4月から約5センチ身長が伸びていることもあり「やっぱり難しい」と吉田。それでも、18日の公式練習で成功したことも自信となり「挑戦すれば次につながる」と果敢に攻めた。
「シニアの選手はスピードもすごいし、ジャンプも大きい」と刺激もたくさんもらったという。「もしフリーに進めたら、憧れの舞台なので楽しんで、最後まで滑りきるのが目標」と語った。