水谷隼 腰痛でジャパントップ12欠場 来年世界団体出場は不透明に
日本卓球協会は19日、リオデジャネイロ五輪男子シングルス銅メダリストの水谷隼(30)=木下グループ=が腰痛悪化のため、今週末の国内大会「ジャパントップ12」(21~22日、カメイアリーナ仙台)を欠場すると発表した。同大会は2020年世界選手権団体戦(来年3月、韓国・釜山)の代表選考会を兼ねており、水谷の選出は不透明な状況となった。
今年最後の国際大会となったワールドツアー・グランドファイナルで1回戦負けに終わった水谷は、東京五輪シングルス代表を逃すことが確実となった。
最近は目の不調に加えて腰痛を抱えており、ジャパントップ12に向けては「まだ未定。(腰が)ちょっと限界を超えたかなという感じなので、休養しないと(団体戦代表に選ばれても)五輪まで持つか分からない」と消極的な姿勢を見せていた。
ジャパントップ12の1日目は世界選手権団体戦の代表選考会として行われ、10選手が出場し優勝者が世界代表に決まる。2日目はその1、2位と、既に東京五輪シングルス代表を確実にしている2人(男子は張本智和、丹羽孝希)による賞金トーナメントとして行われる。
世界選手権団体戦は、五輪シングルス代表を確実にしている男女各2名が代表に決まっており、さらに来年1月6日発表の五輪団体戦代表各1名、来年1月開催の全日本選手権シングルス優勝者、ジャパントップ12優勝者の計5人(重複で人数が満たない場合は強化本部が選出)が代表に選ばれる。
全日本選手権シングルス戦線からの引退を明言している水谷が世界代表となるには、五輪団体戦代表に選ばれるしか道はなくなった。