卓球・平野美宇 早田ひな破り世界切符!五輪代表3枠目を全力アピール
「卓球・ジャパントップ12」(21日、カメイアリーナ仙台)
世界選手権団体戦(来年3月・釜山)の代表選考会を兼ねて行われ、女子は平野美宇(19)=日本生命=が決勝で早田ひな(日本生命)を4-2で破って代表に決まった。男子は森薗政崇(24)=BOBSON=が神巧也(彩たま)をフルゲームで退けて代表入りした。代表は男女とも5人で構成。この日の優勝者の他、東京五輪代表3人に来年1月の全日本選手権シングルス覇者が選ばれる。
互いに東京五輪出場を諦めていない者同士の対決は、平野に軍配が上がった。平野は決勝で早田を破り、「東京五輪へのアピールにはなったと思うけれど、きょうの結果は関係ないと思って、思い切ってできたのが良かった」と笑みを浮かべた。
1週間前まで繰り広げられていた五輪選考レースで、女子は伊藤美誠、石川佳純がシングルス出場を確実とした。平野は惜しくも届かなかったが、石川とダブルスを組んでいる実績があり、団体要員の3枠目での出場を狙っている。一方、早田も、伊藤と組んで今春の世界選手権で準優勝した実績があり、平野とともに団体メンバー有力候補に挙がっている。
代表発表は年明け早々。今回の直接対決では負けたものの、早田は「年内最後の試合まで全力でいきます」と最後までアピールする気満々だ。