乙黒拓斗が東京五輪代表決定、声震わせ「金メダルを…」 男子フリー65キロ級

中村倫也(下)を攻める乙黒拓斗=駒沢体育館
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 「レスリング・全日本選手権」(22日、駒沢体育館)

 男子フリースタイル65キロ級決勝が行われ、乙黒拓斗(山梨学院大)が中村倫也(博報堂DYスポーツ)をテクニカルフォールで破り、東京五輪代表に決定した。

 試合開始から攻め続けポイントを重ねた乙黒は、第1ピリオド終了間際に中村を返して10ポイント差をつけた。10-0の圧勝だったが、試合直後のインタビューで「相手の中村選手もすごい強くて、緊張していたんですけど、いつもどおり自分のレスリングができて良かったなと思います」と語った。

 9月の世界選手権(カザフスタン)では5位に終わり、代表枠は確保したものの、自身の代表を決めることはできなかった。こうした道のりのこともあってか、「オリンピック出ることが自分の人生の目標じゃないので。みんな日本の軽量級を背負って、自分が東京オリンピックで金メダルをとって…。日本として頑張りたいと思います」と声を震わせながら決意を表した。

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