羽生結弦、4回転ルッツ着氷の万全公式練習 22日午後9時3分ごろ登場
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「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、代々木第一体育館)
17時4分から始まる男子フリーへ向けた公式練習が行われた。ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(25)=ANA=は、難度の高い4回転ルッツを着氷するなど、上々の仕上がりぶりだった。
白いジャージーを一度も脱がないまま、羽生は35分間の調整を終えた。開始直後にジャンプを跳ぶと、氷を素手で触って軌跡やその感覚を確認。フリーで入れる予定のトーループ、サルコー、ループ3種類の4回転を着氷した。
すると今度はルッツジャンプの踏切を確認。高さのある1回転ルッツ、2回転ルッツを跳ぶと、その後4回転ルッツを着氷した。
「Origin」の曲かけでは冒頭の4回転ループがややこらえた形に。演技後半の4回転トーループで体勢を崩して手をつきながらも、なんとか3連続ジャンプにするなど、ミスを最小限にとどめながら演技した。
最終滑走の羽生は21時3分頃登場予定。2位宇野とは5・01点差。逃げ切りで4年ぶりの戴冠を目指す。