東京五輪確実の丹羽孝希「2、3日たってうれしさ出てきた」 目標は団体戦メダル獲得

 「卓球・ジャパントップ12」(22日、カメイアリーナ仙台)

 東京五輪のシングルス代表を確実にしている2人と、前日の世界選手権団体戦(来年3月、釜山)代表選考会の1、2位選手の4人による賞金トーナメントとして行われた。男子は世界ランク5位の張本智和(16)=木下グループ=が、決勝で同12位の丹羽孝希(25)=スヴェンソン=を4-0で破り、地元仙台で2連覇を達成した。

 丹羽は3大会連続の五輪切符を確実にして以降、初の公の場となった。試合は準決勝で森薗政崇(岡山)とのサウスポー対決を制すると、決勝は同じく五輪代表を確実にしている張本と今年4度目の対戦。ただ、1ゲームも取れずに完敗し「今日が一番強かった。凡ミス少なくて得点できなかった。張本君が強すぎた」と脱帽した。

 15日まで中国・鄭州で開催された五輪レース最終戦のワールドツアー・グランドファイナルは出場できなかったものの、日本勢2番手を争っていた水谷隼(木下グループ)が初戦で敗れたため、五輪切符が確定。テレビで見ていたという丹羽は「実感が湧かなかったが、(当確となって)2、3日たってからうれしさが出てきた」と明かした。

 東京五輪に向けては「目標は団体戦でのメダル。今日は張本君に0-4で負けたが、もっともっと僕が強くなれば日本がメダルを獲れると思う」と回答。リオ五輪で8強だったシングルスについては「もちろんメダル獲得が目標だが、自分で客観的に見てもまだまだメダルを獲れる実力ではないとわかっている。もっと実力をつけて、堂々とメダルが目標ですと言えるように頑張りたい」と、どこまでも冷静だった。

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