聖火ランナーに原発事故被災者ら 福島県が58人を発表
福島県は25日、東京五輪の聖火リレーのランナーに、東京電力福島第1原発事故の被災者ら58人を選んだと発表した。県内59市町村にそれぞれゆかりのある各1人を人選し、うち1人が辞退した。補欠の候補者から1人を繰り上げ、来年1月に発表する。
発表されたのは県内を走るランナーのうち、一般公募選出の58人。原発事故のため山形県で避難生活を送った後、福島県楢葉町に戻った高校3年阿部聖央さん(18)や、第1原発が立地する双葉町の俳優桜庭梨那さん(24)が選ばれた。
1968年メキシコ五輪のマラソン銀メダリストで福岡県北九州市の君原健二さん(78)も入った。