高木美帆3000メートルで国内最高更新 スピード生かして自身の記録超えた

 「スピードスケート・全日本選手権」(26日、長野市エムウエーブ)

 来年の国際大会の距離別の代表選考レースが合わせて実施され、女子3000メートルは高木美帆(25)=日体大助手=が自身の国内最高を更新する4分5秒05で1位となった。短距離から長距離の4種目総合で争う「オールラウンド」部門の前半2種目も行われ、女子はショートトラックの全日本女王、菊池純礼(富士急)が82・878点で首位。オールラウンド男子は一戸誠太郎(ANA)が75・662点で総合トップに立った。

 「恐れず攻める」。高木美は女子3000メートルで序盤からスピードに乗るレースに挑み、14日のW杯で出したばかりの国内最高記録を更新。「クリアできた」とすがすがしい表情だった。

 W杯は最後まで1周32秒台でまとめる滑りだったが、レース後に待っていたのはデビット・コーチの説教だった。「スロースタートでは世界と戦えない」。最初の200メートルを20秒08、続く1周を31秒57と刻んでは、持ち味のスピードを生かし切れないとの見方だった。

 この日は同区間を19秒58、30秒96と飛ばし、1400メートルをW杯より2秒02も早く通過。さすがに後半は失速したが、課題をきっちりクリアした。着実に成長している姿を見せたエースは「世界で勝つにはもっと速く入らないと」と貪欲に語った。

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