青学大“原マジック”さく裂の3年ぶり往路V 直感信じた2区1年・岸本起用がズバリ

トロフィーを受け取った青学大・岸本大紀(中央)。左は吉田圭太、右は鈴木塁人=神奈川県・芦ノ湖
3枚

 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 王座奪回を狙う青学大が5時間21分16秒の昨年の記録を5分縮める驚異的な往路新記録で3年ぶりの往路優勝を飾った。2位は1分33秒差で国学院大。連覇を狙う東海大は4位につけた。

 昨年は往路6位と出遅れ、総合5連覇を逃した青学大だったが、1年後、しっかりとリベンジを果たした。当日変更で、1区にエースの吉田圭太(3年)、4区に吉田祐也(4年)を起用。「1区にエースを起用したことで、“前半型でいく!”という意志が学生に伝わった」と、うなずいた。ポイントに挙げたのは、エース区間の2区に起用し、区間5位の快走で首位に立った1年生の岸本大紀。岸本は12月21日に右足の痛みを訴えて、走れない日が3日間あった。

 これまでの青学大のデータに「12月にポイント練習が積めなかった選手は箱根駅伝では活躍しない」というものがあったという。昨年はエースの森田が12月にポイント練習が積めず、2区予定を負担の少ない3区に変更したが、今年は岸本を変えなかった。原監督は「今回の岸本は1年間しっかりと練習を積んできた。彼の潜在能力の高さを踏まえて、あえて2区を回避することなく起用した。その期待に応えてくれた。それが非常に大きかった」と、勝負の分かれ目を振り返った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス