常翔学園が劇的4強!ラストプレーで生駒が逆転トライ「ラグビーやっててよかった」
「全国高校ラグビー・準々決勝、常翔学園27-24京都成章」(3日、花園ラグビー場)
Aシードの京都成章をBシードの常翔学園が逆転で下し、準決勝進出を決めた。後半ロスタイム。一度は逆転しながら再び勝ち越しを許した常翔学園は、4点を追う最後の1プレーで自陣から粘り強く攻撃をつないだ。ゴール前30メートルの左中間ラックから左に展開し、中央にWTB生駒創大郎(3年)が逆転トライを決めた。
W杯人気もあり、朝から大観衆が詰めかけた花園。この日の準々決勝で大阪勢2校が負けていただけに、最後のとりでとなった常翔学園の逆転勝利に観客席は沸きに沸いた。
生駒は「トライした瞬間、観客の声やチームの(仲間の)声を聞いて、ラグビーやっててよかったなと思った」と感激の表情。「前しか見えていなかった。自分がトライしたいという思いが最後のトライにつながった」と振り返った。
5日の準決勝は御所実(奈良)と対決する。ほかに、東福岡(福岡)、桐蔭学園(神奈川)がベスト4へ進んだ。