「これがラグビー」京都成章“サヨナラトライ”許し初Vならず

試合終了間際に逆転を許し、ガックリと肩を落とす京都成章フィフティーン(撮影・山口登)
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 「全国高校ラグビー・準々決勝、常翔学園27-24京都成章」(3日、花園ラグビー場)

 4試合が行われ、Aシードの京都成章はBシードの常翔学園(大阪第2)に試合終了間際の逆転を許し、初優勝の夢が散った。5日の準決勝は常翔学園-御所実(奈良)、桐蔭学園(神奈川)-東福岡で行われる。

 Aシードに悲劇の結末が待っていた。24-20の4点リードで迎えた後半ロスタイム31分だった。劇的な逆転トライを許し、相手のゴール成功後にノーサイド。湯浅泰正監督は「いいゲームでした。これがラグビー」とうなだれた。

 前半はロック本橋拓馬(2年)の2トライなど11点リードで折り返したが、後半は常翔学園の勢いにのみ込まれた。本橋は「一人一人のコンタクトが思っていたより強く、FWで前に出られなかった。最後は気持ちで負けた。結果、常翔さんが上だった」と悔しさをかみしめた。

 3回戦で右足首を捻挫しながらも、トレーナーの治療と痛み止めの服用でフル出場を果たした。高校日本代表候補の逸材は「来年はFWが走るラグビーを」と先を見据えていた。

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