東洋大・相沢MVPもシードギリギリ10位
「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~東京・大手町)
“5強”の一角だった東洋大は総合10位。連続3位以内の偉業も11年で止まり、酒井俊幸監督(43)は「悔しい」とかみしめた。
指揮官が「2桁順位がこれだけ出てしまっては、本来はシード権すら難しい」と頭を抱えたように、4人が2桁順位に沈みブレーキ。しかし、2区で初の1時間6分切りとなる1時間5分57秒の区間新記録を樹立した相沢晃(4年)ら3人が区間新で見せ場を作り、シード圏内に踏みとどまった。
主将としてけん引した相沢は、最優秀選手賞にあたる金栗四三杯を受賞。無念の思いをにじませながらも「箱根から世界へという思いも学年を重ねるごとに増してきた。今回の区間新もすごく自信になったので、世界で通用する選手になれたら」と前向きに語った。