トランポリン中田大輔強化本部長「SASUKE」にうずくも、東京五輪へ献身の日々

 トランポリンの男女ナショナルチーム選手が4日、都内で練習を公開した。いよいよ東京五輪イヤーに突入。日本トランポリン界はこれまでメダルはなく、北京、ロンドン、リオデジャネイロ五輪と4位が続いている。かつて人気番組「筋肉番付」や「マッスルミュージカル」でお馴染みのトランポリンの第一人者・中田大輔男子強化本部長は、自国開催五輪での悲願のメダル獲得へ、選手たちに「人間を辞めよう。モンスターになろう」と、“怪物化”を求めた。

 どの競技においても、メダルを獲得できるのは、怪物級の選手たち。「どのように人間を捨てるか。高さがあれば、難易度を放り込める余裕がで出る。高さを磨いてほしい」と、戦略を思い描いた。

 自身も多くのテレビ番組に出場し、他競技のアスリートと交流。「モンスターだった選手」を問われると「室伏広治さん」と即答。「あの人はおかしい。僕、まだモンスターボックスのプロ記録20段を持ってるんですけど、室伏さんはあの体で平気で18、19段跳んでくる」と、舌を巻いた。

 昨年9月に女性ヴァイオリニストと結婚。新婚ながらも「新婚はあんまり関係なかった(苦笑)」と、年末年始も選手たちの練習に付き添った。年末には「SASUKE」を見て、「体がうずいた。俺もまだいけるなと思った」という肉体を持てあましながら、献身の日々を送っている。

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