大相撲初場所(12日初日・両国国技館)で新関脇の朝乃山が5日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋へ出稽古し、1年前に現役引退した荒磯親方(元横綱稀勢の里)と異例の三番稽古(同じ相手と続けて取る)に挑んだ。結果は1勝16敗に終わり「相撲を取りながら『そんなに甘くないぞ』と伝えてもらった。まだまだ弱い部分がある。出直しです」と苦笑いした。
25歳の大関候補は、元横綱とはいえ既にまげのない33歳の親方に圧倒され「左おっつけで上体が起きてしまった。15日間、全て右四つになるという強い気持ちで前に出る。白星を届けて恩返しをしたい」と意気込んだ。