稽古中に殴り合い、石浦の処分審議へ 理事長がコンプライアンス委に処分意見など委嘱
日本相撲協会は6日、幕内石浦(29)と幕下の宝香鵬=ともに宮城野=が稽古中に殴り合いとなった問題で両者に処分を審議する方針を発表した。
師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)から報告を受け、コンプライアンス部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)がこの日までに両者を聴取した。八角理事長(元横綱北勝海)は事実調査と処分意見の答申をコンプライアンス委員会に委嘱した。同委員会で処分意見の答申を受け、理事会を開き、処分が決まる見込み。
状況や暴力の相手にもよるが、関取が暴力をふるった場合、最悪なら出場停止処分が下る可能性もある。
本件は4日、都内の部屋で三番稽古(同じ相手と続けて取る)を行っていた際、石浦がダメ押しされたと感じ立腹し宝香鵬に手を出し、その後、宝香鵬もやり返した。パンチの応酬となり、最後は横綱白鵬が割って入り仲裁した。協会発表によれば「両名ともに自分が悪かったと反省している」という。