柔道女子７８キロ超級で東京五輪代表に決まっている素根輝（そね・あきら、１９）＝環太平洋大＝が７日、都内で公開された女子日本代表の強化合宿に参加。２０２０年の幕開けに「最後まで一本を取りにいく前に出る柔道をしたい。名前の通り、輝く１年にしたい」と決意を新たにした。

　１９年は世界選手権とグランドスラム大阪大会を制し、ただ一人五輪代表を決めて年末年始を過ごした。福岡県久留米市の実家に帰省し、大みそかは「初めて紅白歌合戦を見ました」とニヤリ。大ファンであるＥＸＩＬＥの弟分、ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮＳが初出場したため、国民的歌の祭典で輝く姿を固唾（かたず）をのんで見守ったという。

　リラックスして英気を養った様子だが、この日から本格的な練習を開始。「自分に足りない部分を意識して練習に取り組む」。五輪のシード権が懸かる世界ランクを上げるため、５月までに国際大会２試合に出場する予定。７月に２０歳になる“新世代”。次は自身が世界的スポーツの祭典で輝く番だ。