大坂なおみ4強入り「自信持って戦えている」第3セット第1ゲームで大ピンチしのぐ
「女子テニス・ブリスベン国際」(10日、ブリスベン)
シングルス準々決勝で世界ランキング4位の第3シード、大坂なおみ(22)=日清食品=が第6シードのキキ・ベルテンス(オランダ)を6-3、3-6、6-3で下した。2年連続の4強入り。11日の準決勝で第2シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。
大坂は要所で集中力が上がり、冷静沈着にリターンを決めた。第3セットの第1ゲームで4度のブレークポイントのピンチをしのぎ、第6ゲームでブレークに成功。ベルテンスの反撃を封じ「第2セットは相手のいいプレーに困惑もあったが、第3セットは攻めを心掛けた。今は自信を持って戦えている」。4強入りしても満足する様子はなかった。
昨夏の全米オープンでは2連覇が懸かっていたが4回戦敗退。「これがターニングポイントになった。強い気持ちのときにいいプレーができている」と気づいたという。
右肩故障のためにWTAファイナルは1次リーグで途中棄権したものの全米後からの連勝は年をまたいで14試合に伸びた。「連勝は頭にない。今は毎試合、自分のコントロールできることに集中するだけ」と言い切った。