萩野公介がこだわりの400個メで2020年幕開け「前を向いてスタート」

新年初レースに臨む萩野公介=東京辰巳国際水泳場
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 「競泳・東京都新春競技大会」(11日、東京辰巳国際水泳場)

 短水路(25メートルプール)で行われ、2020年初レースに臨んだ萩野公介(25)=ブリヂストン=は男子400メートル個人メドレーで4分6秒13だった。

 「新年1発目のレース。僕自身も大事な年の1つ目のレースなので、どういう感じかなと思って泳いだけど、ちょっとキツすぎましたね」。苦笑いを浮かべてそう振り返ったが、その表情にはすがすがしさもにじんでいた。

 2020年初レースは思い入れの強い400メートル個人メドレーで幕を開けた。「純粋に泳ぎたい」と、リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した同種目の出場を決断。「2020年はどの大会も4個メ(400メートル個人メドレー)を必ず泳ぐって気持ちでやりたいなと思ったので、その気持ちで選びました」と語った。

 結果的には、年末年始に厳しい泳ぎ込みを行っており、疲労の蓄積は顕著だったため「100%いいスタートとはいかなかったかもしれない。タイムももちろん速くない」と振り返ったが「悲観的になるような内容ではないと思う。僕自身はすごく前を向いてスタートを切ったと思っている」と力強く語った。

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