19歳の広中璃梨佳が17年ぶり区間新、東京五輪5000メートル候補
「全国都道府県対抗女子駅伝」(12日、京都市西京極陸上競技場発着=9区間、42・195キロ)
5000メートルで東京五輪参加標準記録を突破している長崎の広中璃梨佳(19)=日本郵政グループ=が1区(6キロ)で18分44秒(山中美和子=奈良・ダイハツ)の区間記録を17年ぶりに更新する18分39秒を出した。広中は同じく5000メートルで五輪参加標準記録を突破している田中希実(豊田自動織機TC)、MGC出場の安藤友香(ワコール)がいる激戦区で、中盤から田中らを引き離して独走。終盤はさらにペースアップして他選手を圧倒し、5年連続で区間賞を獲得した。
今季初レースで、社会人として都大路を走った広中は、「自分のペースで進めた。2020年になって初のレースでこのような結果が出せた。たくさんの人に感謝したい」と笑顔。「五輪イヤーの幕開けでの好走に、これからスタートに弾みがつく」と話した。
長崎商高時代から都大路で活躍した広中は、昨年12月に5000メートルで東京五輪の参加標準記録(15分10秒00)を破る15分5秒40をマーク。トラックでの五輪出場へ期待がかかっている。