沙羅失速5位 空中で浮力つかめず…「スキーをうまく操れていない」
「ノルディックスキー・W杯ジャンプ女子個人」(12日、大倉山ジャンプ競技場)
高梨沙羅(23)=クラレ=は121・5メートル、130メートルの合計214・9点で5位だった。伊藤有希(土屋ホーム)は6位。31歳のエバ・ピンケルニヒ(オーストリア)が135・5メートル、130メートルの250・8点でW杯初優勝。
有利な向かい風が強く吹く中、高梨は空中で浮力をうまくつかめず後半に失速した。3戦続けて表彰台を逃し「スキーをうまく操れていない感じがする」。今季の女子W杯で約半数を占めるラージヒルは台が大きい分、空中動作の重要度が増す。空中を進むスピードを意識し、従来よりやや硬く2センチ短いスキー板を使っているが、まだしっくりきていない。次戦はノーマルヒルの蔵王。「うまく切り替えていければ」と気持ちを新たにした。